厚生労働省が27日発表した2017年「就労条件総合調査」によると、16年の年間有給休暇の付与日数18.2日に対して、実際の取得日数は9.0日(前年8.8日)で、取得率は49.4%(同48.7%)。前年より少し取得状況が進んだものの、まだ半分以下の取得にとどまっていることがわかった。
また勤務間インターバル(終業時刻から始業時刻までの間隔)については、「全員」「ほとんど全員」が11時間以上だった企業の比率は71.6%だった。しかし、制度としてインターバルを導入している企業は「導入済み」が1.4%、「導入予定」が5.1%と少数にとどまっている。
調査は常用労働者が30人以上いる6367社を対象に1月1日時点の状況を実施、うち4432社から有効回答を得た(回答率69.6%)。