帝国データバンクが22日発表した「人手不足に対する企業の動向調査」(10月1日時点)によると、正社員が不足している企業の割合は49.1%に達し、7月の前回調査から3.7ポイント、1年前調査から7.3ポイント増加した。2006年の調査開始以来の過去最高で、今回は「適正」の42.7%を上回った。
業種別では、ソフト受託開発などの「情報サービス」が70.9%で最も高く、「メンテナンス・警備・検査」が64.3%、「運輸・倉庫」が63.7%の順。
非正規社員については、「適正」が61.7%で最も多いが、「不足」も31.9%と前回比2.5ポイント上昇、過去最高となった。ただ、業種にやや偏りがあり、「飲食店」の80.5%がダントツに不足。「飲食料品小売り」の60.9%、「人材派遣・紹介」の59.1%などが続いている。
調査は10月後半、2万3235社を対象に実施し、1万214社から回答を得た。回答率は44.0%。