ディップが20日発表した10月のアルバイト時給データによると、平均時給は1034円で前月比17円増、前年同月比29円増(2.9%増)となった。前月比は3カ月連続、前年同月比は14カ月連続の増加。同社によると、最低賃金改定の影響により、全エリアで時給の上昇がみられたという。
職種別では、前年より増えたのが「医療・介護・福祉」の1277円(同16.9%増)、「オフィス」の1146円(同14.8%増)、「IT・クリエイティブ」の1136円(同7.3%増)など8職種。一方、「教育」の1303円(同4.1%減)、「イベント」の1236円(同3.5%減)は下回った。
地域別では、関東が1073円(同2.0%増)、東海が1035円(同3.4%増)、関西が1030円(同2.8%増)、九州が933円(同3.9%増)となり、全4地域で前年を大きく上回った。
時給は、同社のアルバイト求人情報サイト「バイトル」に掲載された求人広告データ約20.3万件を基に集計した。