リクルートホールディングスが14日発表した2017年9月連結中間決算によると、売上収益(売上高)は1兆630億940万円(前年同期比15.0%増)、営業利益は1083億9100万円(同7.7%減)、税引前利益(経常利益)は1132億3300万円(同5.1%減)の増収減益となった。
配当は中間で11円とし、期末も11円を予定、年間では22円となる。リクルートは7月に1株から3株に株式分割しており、前年に引き直すと66円で1円の増配となる。4月から会計方式を日本基準から国際財務報告基準(国際基準、IFRS)に変更した。
主要セグメント別売上収益では、住宅、結婚などの「メディア&ソリューション」が3320億円(同2.9%増)、人材派遣が6426億円(同16.3%増)、検索エンジン「Indeed」などのHRテクノロジーが991億円(同67.9%増)といずれの部門も好調。人材派遣はスタッフサービスとリクルートスタッフィングの国内派遣が2496億円(同11.5%増)、海外派遣が3929億円(同19.5%増)で、相次ぐM&Aによって海外の派遣事業の規模が拡大している。
通期見通しは期初予想から変更せず、売上収益2兆840億円(前期比7.3%増)、営業利益1855億円(同4.1%減)を予定している。