人材紹介のパソナキャリアカンパニー(渡辺尚プレジデント)は13日、都内のパソナ本社で『理想の会社をつくるたった7つの方法』(あさ出版)の出版記念セミナーを開き、企業の人事担当者らが多数参加した。
渡辺氏との共同著作者である坂本光司・法政大学大学院教授が「理想の会社のつくり方」と題して基調講演=写真。「理想の会社」とは利益率の高い会社ではなく、「社員と家族らが幸せを実感でき、社会的責任を果たしている会社」であることを指摘。「売り上げや利益はその結果であって、目的であってはならない」と強調した。
今回は、同教授が展開している「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズの「サーベイ編」で、関口洸介・「良い会社サーベイチーム」が調査手法や結果などを報告した。
好事例として、自動車用ナットメーカーの西精工(徳島市)の西泰宏社長、青梅慶友病院(青梅市)の大塚太郎理事長の2人が、それぞれの取り組み状況を説明。経営者と職員が経営理念を共有し、職員の満足度を高める努力を重ねている様子を解説した。