10月22日投開票の衆院選を受けた第195特別国会が1日召集され、安倍晋三首相は衆参両院本会議の首班指名で第98代の首相に選ばれた。同日夕に行われた組閣で第4次安倍内閣が発足、加藤勝信厚労相ら19人の全閣僚を再任した。特別国会は12月9日までの39日間で、所信表明演説や各党代表質問、予算委員会などを実施する。
午後9時過ぎに行われた会見で、安倍首相は「生産性革命と人づくり革命を両輪に少子高齢化という最大の壁に立ち向かう」と強調し、教育関連の負担軽減や介護人材の処遇改善などを盛り込んだ政策パッケージを年内に取りまとめる方針を示した。そのうえで、「安倍内閣はこれからも経済最優先。改革、改革、そして改革あるのみだ」と述べ、政策の推進に注力する考えを鮮明にした。