ニュース記事一覧へ

2017年9月19日

パートの7割が「今後もパートで」  厚労省の16年調査

 厚生労働省が19日発表した2016年「パートタイム労働者総合実態調査」によると、パートの7割以上は「今後もパートで働きたい」と考えていることがわかった。

 業務内容や責任の程度について、「同じ正社員がいる」と答えた人は16.6%あり、「同じ正社員はいない」が55.7%。前者のパート労働者のうち、33.8%が「正社員より賃金が低く、納得していない」と答え、「納得している」の30.8%を上回った。納得できない人たちは勤続年数が5年を超えると増える傾向にあった。

 パートで働く理由(複数回答)では、「生きがい・社会参加のため」(31.2%)、「主たる稼ぎ手ではないが、生活維持のため」(29.9%)などが多かった。

 今後の働き方の希望を聞いたところ、「パートで続けたい」が72.0%で最も多く、「正社員になりたい」の18.9%を大きく上回った。正社員希望者は男性が26.5%、女性が16.2%で、男性の方が高かった。

 同調査は5人以上の常用労働者のいる約1万7000事業所から約1万7000人を対象に実施(個人の有効回答率は58.8%)。前回は11年に実施している。
 

PAGETOP