厚生労働省は15日、「新規学卒就職者の離職状況」を発表した。今年は2014年3月卒業者が対象で、3年以内の離職率は大卒が32.2%(前年比0.3ポイント増)、高卒が40.8%(同0.1ポイント減)などとなった。
大卒の場合、事業規模別では従業員1000人以上の大企業では24.3%(同0.7ポイント増)だったのに対して、規模が小さくなるほど離職率は上がり、同100~500人未満では31.9%(同0ポイント)、30~100人未満では38.8%(同0.2ポイント増)となっている。
産業別では宿泊・飲食サービス業の50.2%(同0.3ポイント減)を筆頭に、生活関連サービス・娯楽業が46.3%(同1.6ポイント減)、教育・学習支援業が45.4%(同1.9ポイント減)と半数前後が離職している。