技術者派遣のメイテックは29日、65歳以上のシニア世代の就労実態調査結果を発表した。それによると、就労意欲は「とても働きたい」が10.2%、「ある程度は働きたい」が34.2%で、合計すると44.4%が就労意欲を持っていた。男性に限ると52.6%に上昇した。
これに対して、実際の就労は「週5日以上」は22.7%で最も多く、「週3~4日」が11.2%、「週1~2日」が4.3%の順。「不定期」も6.9%あった。就労意欲のある人にその理由を聞いたところ(複数回答)、「収入を得たいから」が71.2%で最も多く、「働くこと自体が楽しい」が40.8%、「生活習慣を維持したい」が40.6%、「社会との接点が欲しい」が40.0%あった。
これを機械系エンジニアに限ると、「働くことが楽しい」が58.3%となり、全体を大きく上回った。また、「働いてなし遂げたいことがある」も20.8%で、全体の11.6%を上回り、高齢になっても技術者の目的意識は明確なようだ。
調査は7月中旬、65歳以上の男女2000人を対象に実施、1708人から有効回答を得た。