ディップが１８日発表した７月のアルバイト時給データによると、平均時給は１００４円で前月比２円減、前年同月比２１円増（２．１％増）となり、２カ月連続で１０００円台を維持。前年比は１１カ月連続の増加となり、同社では「薬剤師や登録販売者などの案件数と時給増加で、早くも秋冬に向けた募集の需要も高まっている」と、今後の見通しを分析している。
職種別では、前年より増えたのが「医療・介護・福祉」の１３７６円（同２６．２％増）、「オフィス」の１０３０円（同２．４％増）、「教育」の１３６８円（同２．９％増）など７職種。「ＩＴ・クリエイティブ」は１０３５円（同５．０％減）、「営業」は１０７０円（同７．８％減）、など、１２職種中５職種が下回った。
地域別では、関東の１０５４円（同２．２％増）、東海の９９５円（同１．２％増）、関西の１００２円（同２．２％増）、九州の８９９円（同３．９％増）となり、前月に引き続き全４地域で前年を上回った。
時給は、同社のアルバイト求人情報サイト「バイトル」に掲載された求人広告データ約１７．８万件を基に集計した。
