厚生労働省は9日、2016年の外国人技能実習生を受け入れている企業などに対する指導監督結果を発表した。それによると、監督指導にあたった5672事業所のうち、71%にあたる4004事業所で労働基準法違反があった。
違反の内訳は違法残業などの労働時間が1348件、安全基準違反が1097件、割増賃金の未払いが771件など。悪質な40件については送検した。
厚労省による指導監督件数は15年から急増して5000事業所を超え、違反件数も増えているが、違反率は年々低下しており、12年当時の79%から昨年は71%に減っている。