厚生労働省は27日、中央最低賃金審議会(仁田道夫会長)が答申した地域別の最低賃金の改定目安額を発表した。それによると、Aランク(東京、大阪など6都府県)は26円、Bランク(京都など11府県)は25円、Cランク(北海道など14道県)は24円、Dランク(青森など16県)は22円。
これを受けて、各地方の最低賃金審議会で答申を参考にしながら、各地域における賃金実態調査や参考人の意見なども踏まえて答申を行い、 各都道府県労働局長が8月中にも地域別最低賃金額を決定、10月から順次実施する予定だ。
A~Dの4地域を合わせた全国加重平均の引き上げ額は25円で、時給は848円となり、目安通りになれば2002年度以降の最高額となる。