エン・ジャパンが19日発表した「テレワーク」実態調査によると、テレワークという働き方を知っている人は4割に上るものの、実際にテレワーク制度を使って働いた経験のある人はわずか5%程度に過ぎず、まだ社会的に定着していないことがわかった。
テレワーク経験者のうち、労働タイプは「自宅にいて、会社と連絡を取り合いながら」が66%で最も多く、「クライアント先、移動中など」が47%だった(複数回答)。また、テレワークで働いた日数は「週に1~2日」が半数を占め、テレワークを選んだ理由は「外出が多く、仕事の効率化のため」が46%で最も多かった(複数回答)。
テレワーク未経験者のうち、過半数の53%が「働いてみたい」と答えており、企業の就労環境の整備が進めば利用者も大きく増える可能性をうかがわせた。
調査は6月、「エン転職」利用者を対象にインターネットで実施し、9586人から回答を得た。