連合は5日、今春闘の最終(第7回)回答集計を発表した。それによると、平均賃上げ額(5426労組、加重平均)は5712円(前年比1.98%増)となったが、金額で67円、伸び率で0.02ポイント、前年の伸びを下回った。
ただ、今年は300人以上の企業(1405労組)が5905円(同1.99%増)となり、前年を109円、0.04ポイント下回ったのに対して、300人未満の企業(4011労組)では4490円(同1.87%増)を獲得し、前年より150円、0.06%上回ったのが特徴。
これについて連合は「大手追従・大手準拠などの構造転換運動が浸透してきたものであり、賃金水準の規模間格差是正に向けて確実に前進した」と総括している。