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2017年6月 6日

厚労省が正規・非正規の「均等・均衡」で報告書案 次回会合で了承へ 労政審、同一労働同一賃金部会

n170606_4.jpg 労働政策審議会の第5回同一労働同一賃金部会(守島基博部会長)が6日開かれ=写真、事務局の厚生労働省が、正規と非正規の不合理な待遇差是正に向けた有期・パート、派遣の「均等・均衡」に関する法整備の報告書(建議)案を提示した。厚労省は、次回9日の会合で了承を得たうえで、関係する労働法の改正要綱案の策定に入る。報告書は法整備の骨格・骨子にあたり、実務・運用面の詳細やガイドライン案の補強は、今秋以降の国会審議などを踏まえて詰めていく見通しだ。また、施行時期も焦点になりそうだ。

 同部会は、4月28日の初会合から直接雇用の「短時間労働者・有期契約労働者関係」と、間接雇用の「派遣労働者関係」の2つに分類。特に、派遣については、(1)派遣先の労働者との均等・均衡による待遇改善、(2)派遣元との労使協定による一定水準を満たす待遇決定――の2方式(選択制)を軸に議論を進めてきた。

 報告書案の正式名は「同一労働同一賃金に関する法整備について」で、この日は…

 

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