労働政策審議会の同一労働同一賃金部会(守島基博部会長)は30日、第4回会合を開き、前回(5月16日)に引き続いて間接雇用の「派遣労働者」に関する均等・均衡に向けた法整備のあり方を議論した。事務局の厚生労働省が提示した(1)派遣先の労働者との均等・均衡による待遇改善、(2)派遣元との労使協定による一定水準を満たす待遇決定――の2方式(選択制)について、公労使委員から現場運用と実務面の課題などを中心に事務局への質問や確認が相次いだ。
この日で、厚労省が初会合(4月28日)で提示した直接雇用の「短時間労働者・有期契約労働者関係」と、間接雇用の「派遣労働者関係」の大きく2つに分類した論点案の検討は一巡。次回6月予定の会合から、部会の報告書(建議)の取りまとめに向けた議論に入る見通しだ。
会合では…
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