日本人材紹介事業協会が発表した2016年度下半期(16年10月~17年3月)の会員大手3社の転職紹介実績(速報値)によると、転職紹介人数は2万6808人(前年同期比11.6%増)となり、上半期に次ぐ人数と伸び率となった。構造的な人手不足を背景に、転職市場は一段と活発化している。
調査に協力しているのは、同協会会員企業のインテリジェンス、ジェイ エイ シー リクルートメント、リクルートキャリアの3社。08年のリーマン・ショックの影響で大幅に落ち込んだ09年度下半期(1万842人)を底に急速に伸びている。15年度の伸び率に一服感が見られたものの、16年度に入って再び勢いを増していた。