パーソル(旧テンプ)グループが15日発表した2017年3月期連結決算によると、売上高は5919億9500万円(前期比14.4%増)、営業利益は334億900万円(同19.1%増)、経常利益は341億3600万円(同21.1%増)、当期純利益は178億2000万円(同2.7%増)となった。当期純利益以外は3期連続の二ケタ増収増益で、売上高、利益とも過去最高を更新。期末配当は1株9円とし、中間配当の8円と合わせて年間17円。
主力の人材派遣は売上高が4406億7800万円(同9.7%増)だったが、パナソニックエクセルスタッフなどの買収で大幅増となった昨年からは“通常ベース”に戻った。人材紹介がケリーサービスなど海外事業が貢献したことなどから1032億4200万円(同43.8%増)と大きく伸びた。
18年3月期の見通しは、タイトな労働市場が続くとみて売上高6773億円(前期比14.4%増)、営業利益360億円(同7.8%増)、経常利益365億円(同6.9%増)、当期純利益220億円(同24.6%)の増収増益を見込んでいる。配当は18円の増配を予定している。
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