ディップがこのほど発表した2月のアルバイト時給データによると、平均時給は998円で前月比10円増、前年同月比20円増(2.0%増)となり、前年同月比は6カ月連続でプラスとなったが、昨年12月以来の1000円台割れが続いている。
職種別では、前年より増えたのが「イベント」の1270円(同5.7%増)、「サービス」の1042円(同3.0%増)、「教育」の1359円(同3.4%増)など9職種。これに対して、「IT・クリエイティブ」は1013円(同6.9%減)、「営業」は1089円(同14.7%減)、「医療・介護・福祉」も1091円(1.3%減)と3職種が下回った。
地域別では、関東の1045円(同3.0%増)、関西の988円(同1.9%増)、九州の902円(同4.6%増)と3地域で上回ったが、東海は983円(同0.4%減)となった。
時給は、同社のアルバイト求人情報サイト「バイトル」に掲載された求人広告データ約17.4万件を基に集計した。件数は前年より40%近く増えており、同社は「人手不足で、企業の早目の採用活動が前倒しされている」と分析している。