文部科学、厚生労働両省が17日発表した今年3月卒業の大卒就職内定状況(2月1日時点)は90.6%(前年同期比2.8ポイント増)となり、2000年の調査開始以来の最高を記録した。調査は全国の国公私立大学62校から4770人を抽出し、就職希望者に占める内定者の割合を調べた。
公私立別では国公立が90.9%(同1.3ポイント増)、私立が90.5%(同3.2ポイント増)。男女別では男子が88.8%(同2.3ポイント増)、女子が92.8%(同3.5ポイント増)。文理別では文系が90.3%(同3.0ポイント増)、理系が92.1%(同1.9ポイント増)となり、女子の内定率アップが目立った。
一方、高校生の1月末の内定状況は94.0%(同0.4ポイント増)で、1993年3月卒以来24年ぶりの高水準となった。求人数約38万4000人に対して、求職者数は約17万6000人で求人倍率は2.19倍の売り手市場。内定者数は約16万5000人だった。