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2017年1月31日

昨年12月の有効求人倍率は1.43倍、年間も1.36倍

n170131.png 厚生労働省が31日発表した昨年12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.43倍で前月比0.02ポイント上昇し、今年最高を更新した。バブル崩壊後の1991年後半に並ぶ水準で、人手不足が深刻化している。都道府県別では福井県の1.95倍が最高で、最低は北海道と沖縄県の1.12倍だった。

 新規求人倍率は2.18倍で前月を0.07ポイント上昇した。新規求人数(原数値)は前年同月比7.8%増。教育・学習支援の同14.2%増、建設の同10.7%増、生活関連サービス・娯楽の同8.9%増などで大きく増えている。

 この結果、2016年の年間平均倍率は1.36倍(前年比0.16ポイント増)と09年の0.47倍を底に7年連続の上昇を記録。新規求人倍率も2.04倍(同0.24ポイント増)で7年連続増となった。

12月の完全失業率は3.1%の横ばい、年間も3.1%

 総務省が31日発表した昨年12月の就業者数は6466万人で、前年同月比81万人増、25カ月連続の増加となった。完全失業者は193万人で同11万人の減少で、79カ月連続の減少となった。この結果、完全失業率(季節調整値)は3.1%で前月と同じだった。男女別では男性が3.4%、女性が2.7%。

 形態別雇用者数では役員を除く雇用者5443万人のうち、正社員は3379万人で前年同月より63万人増。非正規社員も2064万人で同26万増となり、非正規率は37.9%だった。非正規のうち派遣社員は126万人で同8万人減少した。

 これらの結果、2016年の年間平均失業率は3.1%(前年比0.3ポイント減)となり、10年当時の5.1%をピークに6年連続で低下、1997年以来18年ぶりの低水準となった。

 完全失業者数も208万人で同14万人減となった。平均就業者数は6440万人で同64万人増と4年連続で増えた。正社員は3364万人で同51万人、非正規社員も2016万人で同36万人増え、非正規比率は37.5%となった。

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