日本経団連が26日発表した2016年定期賃金調査(6月)によると、大卒の総合職の場合、22歳の21万5627円から毎年上昇し、55歳の61万5940円でピークアウト、60歳では役職定年制などで57万3605円に下がっている傾向が明らかになった。
産業別の平均賃金では、所定労働時間内賃金が平均で37万8238円となり、製造業は37万855円、非製造業は38万9752円で、非製造業が上回っている。主な役職別では部長が69万8489円(52.2歳)、課長が53万5698円(47.0歳)、係長が40万1609円(43.0歳)だった。
同調査は経団連と東京経営者協会の会員企業1919社を対象に実施。回答企業は395社(回答率20.6%)で、製造業が53%、非製造業が47%。従業員500人以上の企業が約80%を占めている。