パソナグループが13日発表した2016年11月連結中間決算(6~11月)によると、売上高は1368億6700万円(前年同期比7.3%増)、営業利益は7億9400万円(同25.9%減)、経常利益は7億5900万円(同22.3%減)、中間損失が8億1600万円(同3億3400万円の損失)の増収減益となった。前年と同じパターンで中間損失は前年より拡大しており、収益体質の改善が課題になっている。
年金資産の運用利回り低下とマイナス金利政策に伴う割引率の見直しに伴い、退職給付費などの販管費が大幅増加したのが主要因。期末配当の1株12円、通期見通しの売上高2830億円(前期比7.3%増)、営業利益43億円(同11.4%増)、当期純利益5億円(同約2倍)は期初見通しから変更しなかった。
同グループでは「新規案件は順調に増加しており、全体として⾜元の人材ニーズは高まっている」として、強気の見通しを変えていない。