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2016年11月25日

連合が「ベア2%要求」決定  4年連続で官製春闘の様相

 連合は25日、中央委員会を開いて来年の春闘方針を決定した。約2%の定期昇給分を確保し、さらに昨年と同様に「2%程度を基準」にしたベースアップ(ベア)を合わせて4%程度の賃上げを求める。「賃金の底上げ・底支え」と「格差是正」を重点目標に据える。ベア要求は4年連続となる。  

 来年2月3日に「闘争開始宣言・中央総決起集会」を開き、回答のヤマ場を3月15日に設定した。過去3年の賃上げ率では2%台を確保し、順調に伸びてきたが、今回は業績が伸び悩んでいる企業が多いことから、厳しい交渉になりそうだ。

 今年も、安倍首相が16日の政府の「働き方改革実現会議」で経団連に「少なくとも今年並みの賃上げを」と要請した。要請は4年連続で、榊原定征会長は「勢いを継続したい」と応じたものの、「経団連から企業にベアを強く要請する状況ではない」とも述べており、経営側のガードは固そうだ。

 

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