ディップが18日発表した10月のアルバイト時給データによると、平均時給は1005円で前月比22円増、前年同月比1円増(0.1%増)となり、前月比、前年同月比とも2カ月連続で上昇した。また、1000円を超えたのは昨年10月以来。
職種別では、前年より増えたのが「イベント」の1281円(同4.7%増)、「IT・クリエイティブ」の1059円(同3.1%増)「サービス」の1034円(同3.4%増)など8職種。これに対して、「営業」の1114円(同20.8%減)、「オフィス」の998円(同14.4%減)など4職種で前年を下回った。
地域別では、関東は1052円(同1.7%増)のプラスだったが、東海は1001円(同0.8%減)、関西は1002円(同1.1%減)、九州は898円(同2.2%減)となり、関東以外はマイナスとなった。しかし、どの地域も最低賃金引き上げの影響により、前月比ではプラスとなっており、「バイト時給1000円時代」が定着するかどうか注目される。
時給は、同社のアルバイト求人情報サイト「バイトル」に掲載された求人広告データ約15.4万件を基に集計した。