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2016年11月11日

売上高、利益とも2ケタ増、増配へ  パーソル(旧テンプ)の9月中間連結

 パーソルグループ(旧テンプホールディングス)が11日発表した2016年9月連結中間決算によると、売上高は2767億9000万円(前年同期比12.5%増)、営業利益は166億6000万円(同25.3%増)、経常利益は169億4500万円(同26.9%増)、中間利益は98億6500万円(同21.7%増)と大幅な増収増益となった。これにより、1株8円の中間配当を実施する。昨年10月に1株から3株に株式分割しており、旧基準では24円となり、昨年の18円から増配となる。

 また、通期見通しも8月発表から上方修正し、売上高は前回比60億円増の5900億円(前期比14.0%増)、営業利益は同8億円増の325億円(同15.9%増)、経常利益は同9億円増の328億円(同16.4%増)とした。当期純利益は201億円(同15.8%増)で据え置いた。期末配当も1株8円を予定し、年間では16円(旧基準で48円)と前期の39円を上回る増配となる。

 セグメント別売上高では人材派遣が2145億300万円(同11.2%増)と2ケタの増収となったのが最大要因。通信業界向け派遣のP&Pホールディングスなどの買収効果が出た。他部門のITアウトソーシング、エンジニアリング、リクルーティングなども軒並み2ケタ増となった。

 同社は今年6月、グループ名をテンプホールディングスからパーソルに変更した。


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