リクルートホールディングスが10日発表した2016年9月連結中間決算によると、売上高は8145億500万円(前年同期比10.6%増)、営業利益は584億200万円(同11.7%増)、経常利益は606億2400万円(同9.8%増)、中間利益は478億4800万円(同47.3%増)と2ケタの大幅増収増益となった。配当は期末50円のまま据え置いた。
主要セグメント別売上高では販促メディアが1822億円(同9.2%増)、人材メディアが1888億円(同16.5%増)、人材派遣が4488億円(同8.9%増)といずれの部門も好調。人材派遣は国内派遣が2239億円(同11.5%増)、海外派遣が2249億円(同6.4%増)。国内派遣はスタッフサービスとリクルートスタッフィングの合計で、派遣市場が緩やかな拡大が続いているのを背景に、営業体制の強化と既存契約の継続や新規契約の増加に注力したことから、事務、エンジニアリング、IT分野を中心に売上高が好調に推移した。
通期見通しは7月の予想修正から変更せず、売上高1兆8300億円(前期比15.2%増)、営業利益1170億円(同2.6%増)、経常利益1220億円(同2.2%増)、当期純利益740億円(同14.7%増)の過去最高を予定している。