経団連は来年の新卒学生の就職活動の日程を、今年と同じ「3月に説明会解禁、6月に採用面接など選考解禁」とする方針を決めた。榊原定征会長が12日の会見で発表した。
企業の新卒採用は昨年、今年と2年連続で解禁時期が変更され、学生の勉学に支障が生じる一方、企業側にも“フライング”が相次ぐなど、改善を求める声が強まっていた。ただし、再来年の日程は今後の検討課題とした。
新卒採用活動については、経団連に加盟していない企業の早期採用が活発化する一方、通年採用、中途採用も増えるなど多様化していることから、経団連の方針は「形骸化している」との指摘もある。
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