ディップが20日発表した6月のアルバイト時給データによると、平均時給は982円で前月と同水準、前年同月比2円増(0.2%増)となった。平均時給は4、5月と2カ月連続で前の月を下回っていた。
職種別では、前年より増えたのが「IT・クリエイティブ」の1095円(前年同月比12.5%増)、「イベント」の1201円(同10.7%増)、「製造・建築・土木」の1078円(同17.2%増)など11職種。「教育」だけが1351円(同6.8%減)だった。
地域別では、関東が1031円(同3.3%増)、東海が981円(同0.1%減)、関西が977円(同1.6%減)、九州が861円(同2.5%減)となり、関東以外は軒並みマイナスとなった。
同社によると、夏祭りや花火大会、音楽イベントなどの人材確保に向けて、「イベント」の案件数・時給ともに増えた。また、猛暑が予想される今夏に向けた飲料などの生産が増え「軽作業・物流」の倉庫内作業の案件数が増加した。
時給は、同社のアルバイト求人情報サイト「バイトル」に掲載された求人広告データ約14万件を基に集計した。