厚生労働省が12日発表した2015年「国民生活基礎調査」によると、昨年6月時点の高齢者世帯(65歳以上の人だけの世帯など)は1271.4万世帯となり、全世帯の25.2%を占めた。4分の1を超えたのは初めて。今後、高齢化の進行が一層進むとみられることから、医療・介護などの社会保障費の財源問題がさらに深刻化しそうだ。
また、18歳未満の子供を持つ、働く母親の割合は前年より2.4ポイント増えて68.1%に上り、統計を開始した04年以降で最高となった。
同調査は昨年6月、全国の約5万9000世帯を対象に実施し、約4万7000世帯から回答を得た。