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2016年7月 1日

5月の有効求人倍率は1.36倍  サービス業の新規求人急増 厚労省

n160701.png 厚生労働省が1日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.36倍で前月比0.02ポイント上昇した。3カ月連続の上昇。都道府県別では東京都の2.03倍が最高で、最低は沖縄県の0.98倍だった。求人倍率は09年後半の0.4倍台を底に毎年上昇し続けており、13年11月に1倍の大台を突破してからもほぼ毎月上昇、1991年後半の水準に並んでいる。

 新規求人倍率は2.09倍で前月を0.03ポイント上回った。新規求人数(原数値)は前年同月比10.3%増。産業別では、教育・学習支援の同25.6%増、宿泊・飲食サービスの同24.3%増、情報通信の同10.4%増、卸・小売りの同10.0%増、福祉・医療の同9.9%増など、多くの業種で人手不足が一段と進んでいる。 

 一方、正社員の有効求人倍率は前月比0.02ポイントアップの0.87倍となり、最高を更新し続けている。

5月も完全失業率は3.2%の横ばい 総務省

 総務省が1日発表した5月の就業者数は6446万人で、前年同月比46万人増、18月連続の増加となった。完全失業者は216万人で同8万人の減少、72カ月連続の減少となった。この結果、完全失業率(季節調整値)は3.2%で前月と同水準。3カ月連続で横ばい状態が続いている。男女別では男性が3.4%、女性が2.9%だった。

 形態別雇用者数では役員を除く雇用者5366万人のうち、正社員は3376万人で前年同月より45万人増。非正規社員も1990万人で同41万増となり、非正規率は37.1%だった。非正規のうち派遣社員は131万人で同11万人増えた。

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