ディップが２０日発表した５月のアルバイト時給データによると、平均時給は９８２円で前月比１円減（０．１％減）、前年同月比２円増（０．２％増）となった。平均時給は２カ月連続で前の月を下回っている。
職種別では、前月より増えたのが「製造・建築・土木」の１０７４円（前月比７９円増）、「販売」の９５４円（同３３円増）など４職種。減ったのが「営業」の１１６１円（同１１８円減）、「教育」の１３５９円（同３１円減）、「イベント」の１１７０円（同１８円減）など８職種。
地域別では、関東が１０２６円（同５円増）、東海が９７９円（同１円増）、関西が９８１円（同１６円減）、九州が８５９円（同８円減）となり、関東以外はマイナス。
同社によると、「販売」で夏の繁忙期に向けた「携帯・家電販売」関連や、人材不足の困難が続く「製造」「飲食」関連の案件数増加がみられたものの、昨年秋からの時給減の傾向は依然として続いている。
時給は、同社のアルバイト求人情報サイト「バイトル」に掲載された求人広告データ約１３．４万件を基に集計した。
