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2016年6月22日

JHRの新理事長に水田氏、副理事長に柳川氏  「政策の立案・実現」と「業界の社会的地位・人材力向上」を柱に組織体制を充実

 人材サービスの業界5団体による横断的組織・人材サービス産業協議会(JHR)は22日、都内で2016年度の定時総会を開き、任期満了に伴う役員改選で新理事長に水田正道氏(テンプホールディングス社長)、副理事長に柳川晶紀氏(リクルートジョブズ社長)を選出した。5年目を迎える同協議会は、活動の柱に「業界横断的な政策の立案・実現」と「業界全体の社会的地位・人材力の向上」を据え、これを強力に推進する体制として常設の「労働政策委員会」と「ソーシャル・バリュー推進委員会」を設置し、さらなる活性化を推し進める。

 JHRは、前身となる「人材サービス産業の近未来を考える会」を経て、12年7月に創設、同年10月に一般社団法人として設立された。現在は、全国求人情報協会、日本人材紹介事業協会、日本人材派遣協会、日本生産技能労務協会、日本エンジニアリングアウトソーシング協会の人材サービス主要5団体が参画している。理事・監事の構成は、有識者6人と5団体から各2人ずつの計16人。

 新理事長の水田氏は派遣協の推薦理事、副理事長の柳川氏は全求協の推薦理事。JHRの発足から理事長を務めた中村恒一氏(リクルートホールディングス相談役)、副理事長の高橋広敏氏(インテリジェンス取締役)は退任する。

 今回の新体制移行とともに、内部組織の「JHRあり方委員会」が昨秋から今春にかけて検討・議論してきた報告書を踏まえ、活動方針の明確化と組織活性化策も実施。理事会を意思決定機関に、委員会を推進機関と位置付けて機能性と機動性を高めるほか、一層の発信力強化に向け、新たに7月1日付で事務局長職と広報室を置く。JHR事務局の所在地は、全求協事務局内から派遣協事務局内へ移す。

 

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