総合人材サービスのアデコは25日、企業向けの新規情報サイト「もっと知りたい!雇用労働ナレッジノート」を開設した。労働契約法や労働者派遣法をはじめとする雇用労働にかかわる法改正が相次ぐ中、労働法制に関する情報や改正のポイントなどを読み解き、図解も交えて広く発信していくサービス。併せて、社会保険労務士による「教えて!中宮先生 雇用労働Q&A」も設けるなど、「分かりやすさ」を念頭に読者視点を最優先に工夫を凝らしている。
「雇用労働ナレッジノート」は5月から隔月25日、「雇用労働Q&A」は毎月25日に更新する。同社によると、労働法制の改正に伴い、企業内では社内規定の見直しや環境整備が求められており、関係法令の動向に企業人事担当者が高い関心を寄せているという。そこで、従来までの企業向けの「説明・解説」に加えて、新たな情報提供サービスの開設を実現した。
「雇用労働ナレッジノート」の5月号のテーマは「労働者派遣法(平成27年改正)の趣旨と要所」で、個別の項目は、(1)ここが変わった「5つの変更点」と改正までの主な経過、(2)改正された背景とその解消に向けた対応、(3)期間制限は「事業所単位」と「個人単位」の2種類、どちらも3年だから複雑に感じる?、(4)派遣社員のキャリアアップ推進のために、さらなる取り組み強化へ――の4つ。今後、現場の企業担当者の要望も聞き取りながら、「ナレッジノート」に反映させていく考えだ。
「雇用労働Q&A」の5月号では、「ストレスチェックの取り扱い」「派遣社員(個人単位)の期間制限」「派遣元の実施する教育訓練」の3つの質問に、社会保険労務士の中宮伸二郎氏が分かりやすく回答。こちらもタイムリー性と双方向性を重視し、企業担当者の悩みの解消の一助となるよう定期的に掲載・更新していく。
同社では「人材サービスのグローバルリーダーとして、今後も雇用労働に関する情報を積極的に発信し、企業の職場環境の整備を支援していきたい」としている。
【アデコホームページより】
「もっと知りたい!雇用労働ナレッジノート」