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2016年5月17日

篠原会長がテンプ退任へ  創業43年で実質ピリオド

 テンプホールディングス(HD)は17日の取締役会で、篠原欣子会長と日比野三吉彦副会長の退任を決めた。監査等委員会設置会社への移行に伴う役員人事で、いずれも6月17日の株主総会の承認を経て実施される。篠原氏は名誉会長に就任予定だが、43年の経営者生活に実質的にピリオドを打つ。

 水田正道社長らの経営陣は現行通りだが、ガバナンス強化のため監査役と監査役会を廃止し、社外監査役など4人を中心にした監査等委員会設置会社に移行する。

 篠原会長は1973年にテンプスタッフを創業し、2006年に東証1部上場、08年に持ち株会社に移行した。13年に水田氏に社長職を譲り、会長に就任。この間、00年から12年連続で米フォーチュン誌「世界最強の女性経営者50人」に選ばれるなど、日本を代表する女性経営者として活躍した。退任後も、篠原欣子記念財団や篠原学園専門学校の理事長職は続ける。

 

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