テンプホールディングス(HD)が13日発表した2016年3月期連結決算によると、売上高は5175億9700万円(前期比29.1%増)、営業利益は280億5200万円(同19.5%増)、経常利益は281億9000万円(同18.6%増)、当期純利益は173億5600万円(同29.3%増)となった。
前期に続く二ケタの増収増益で、売上高、利益とも過去最高。昨年10月、1株を3株に株式分割したため、期末配当は1株7円(当初比1円増)。中間配当と合わせ、分割前で計算すると39円(同7円増)の増配となる。
主力の人材派遣は売上高が4018億5400万円(同35.8%増)と大幅増。企業の派遣需要が旺盛だったことに加え、パナソニックエクセルスタッフやP&PHDの買収も寄与した。人件費や社会保険料増加などのコスト増要因も膨らんだものの、M&A効果で営業利益は174億5900万円(同25.0%増)と順調に伸びた。
17年3月期の見通しも売上高5640億円(前期比9.0%増)、営業利益300億円(同6.9%増)、経常利益302億円(同7.1%増)、当期純利益190億円(同9.5%)の増収増益。配当(分割後)は14円の予定。