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2016年5月10日

6年連続の増収増益、メイテックGの3月期連結決算  売上高は過去最高の878億

 メイテックグループが10日発表した2016年3月期連結決算によると、売上高は過去最高の878億8800万円(前期比7.0%増)、営業利益は108億7400万円(同14.0%増)、経常利益は108億4500万円(同12.5%増)、当期純利益は80億8300万円(同120.9%増)と6年連続の大幅な増収増益となった。年間配当は1株当たり144円(前期111円)とした。

 大手製造業が技術開発投資を持続していることに伴い、エンジニア派遣事業が業績をけん引した格好。今後の業績拡大のカギはエンジニアの確保にあるが、この日の会見で國分秀世社長は「メーカーをはじめ、採用意欲は高止まりで環境は激化しているが、メイテックグループが維持してきた『人材の質』を重視し、採用基準の保持を前提に活動していく」との方針を示した。

 また、昨秋の改正労働者派遣法で、社員の教育訓練やキャリアアップなどが義務化されたが、國分社長は「(無期雇用を軸としてきた)メイテックのエンジニア派遣事業は、従前から教育訓練の仕組みを充実させており、社員のスキルアップと業績は連動するという認識。よって、法改正に伴う特別な支出、影響はない」と強調した。

 17年3月期の通期予想は売上高905億円(同3.0%増)、営業利益103億円(同5.3%減)、経常利益103億円(同5.0%減)、当期純利益70億円(同13.4%減)とした。年間配当は120円を予定している。

 

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