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2016年5月27日

アデコのCEO業務を大学生が1カ月体験  応募1850人から弘田百合子さんを選抜

 総合人材サービスのアデコ日本法人(川崎健一郎社長)は27日、1カ月間にわたりアデコのCEO業務を体験できるインターンシップ・プログラム 「CEO for One Month」の最終選考会を行い、4人の候補者の中から国際基督教大学教養学部3年の弘田百合子さん=写真上=を選んだ。アデコグループが世界50カ国で実施するグローバルなインターンシップで、日本代表となる弘田さんは1カ月間の日本法人のCEO業務を経験した後、9月から始まる世界各国の代表者が集まる「グローバル代表選考のメンバー入り」を目指す。

n160527_1.jpg 大学生と企業側の両方のニーズからインターンシップの導入が加速しており、ユニークなプログラムも増えている。こうした背景を踏まえアデコは、スイス本部を中心に世界各国に拠点を持つ特性を生かして、グローバルなステップアップ方式のインターンシップを展開。昨年の日本代表の久乗亜由美さんは、最終的に世界のグローバル代表の栄冠を獲得している。

 今年の日本法人の同プログラムへの応募は、全国各地の大学生1850人。この日は、一次選考と二次選考を突破してきた男女4人の最終候補者が、同社の東京・霞が関オフィスで「20年以内にロボットが人間の職業を奪う時代が到来!?その時人間の仕事は」をテーマにプレゼンテーションした。審査員でもある社員100人を前に、それぞれの切り口や着眼点、発表スタイルでプレゼンテーションと質疑応答を繰り広げた。

n160527_2.jpg この後、社内に設けた特設ステージで最終選考の発表=写真下=が行われ、川崎社長が4人の候補者全員に敬意を表した。弘田さんは「嬉しさと同時にここが私のスタートです。まだ、自分が社会に対してどのようなことが出来るのか分からないのが正直なところ。今回のCEOの体験を通して、自分の中で何かをつかんでいきたい」と喜びと抱負を述べた。

 弘田さんは、経営会議や社内イベントへの参加をはじめ、スイス本部および世界各地の役員との会議、事業計画の策定、顧客企業の訪問など、CEOならではの実務を体験する。







 

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