正社員技術者派遣のメイテックが13日発表した3月のエンジニア稼働状況によると、グループ(メイテックとメイテックフィルダーズの合計)の稼働率は98.7%(前月比0.1%増)と2015年度の最高を記録、月末技術者数は8280人(同10人減)となった。
この結果、年度平均の稼働率は97.0%、前期比0.9%増とリーマン・ショック以降で最高となった。技術者数も最高となった。稼働率は10年度の70.0%を底にほぼ毎年上昇を続け、11年度に80%台、12年度以降は90%台を続けてきた。
同社によると、自動車メーカーや産業機械メーカーの好調が大きく寄与しており、製造業の設備投資全体をけん引している。このため、世界経済の不透明感は続いているものの、製造業を取り巻く環境に大きな動きはなく、4月以降も受注数は堅調に推移しているという。