厚生労働省が1日発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)は1.28倍で前月比0.01ポイント上昇した。3カ月連続の増加。都道府県別では東京都の1.88倍が最高で、最低は沖縄県の0.90倍だった。
新規求人倍率は2.07倍で前月を0.17ポイントと大きく上回った。新規求人数(原数値)は前年同月比2.7%増。産業別では、宿泊・飲食サービスの同13.4%増、卸・小売りの同5.6%増、医療・福祉の同4.5%増などで求人が増えている。
1月の完全失業率は3.2%に低下
総務省が1日発表した1月の就業者数は6399万人で、前年同月比90万人増、14カ月連続の増加となった。完全失業者は211万人で同20万人の減少、68カ月連続の減少となった。
この結果、完全失業率(季節調整値)は3.2%で前月比0.1ポイント低下した。男女別では男性が3.4%、女性が2.9%で、男性は前月比0.2ポイント低下した。
形態別雇用者数では役員を除く雇用者5366万人のうち、正社員は3329万人で前年同月より56万人増。非正規社員は2037万人で同48万人増となり、非正規率は38.0%だった。非正規のうち派遣社員は135万人で同13万人増えた。