総務省が２６日発表した１月の消費者物価指数（２０１０年＝１００）によると、季節変動の激しい生鮮食品を除く総合が１０２．６で前月比０．７％の下落、前年同月と同水準となった。生鮮食品を含む総合は１０３．０で前月比０．４％の下落、前年同月と同水準だった。原油安を背景に、ガソリン代や電気代の下げが目立った。
先行指標となる東京都区部の２月中旬速報値は、生鮮食品を除く総合で１０１．３と前月比０．２％の上昇、前年同月比は０．１％の下落。生鮮食品を含む総合は１０１．７で前月比０．４％の上昇、前年同月比も０．１％の上昇となった。
日銀は２月から、２％の物価上昇達成を目指してマイナス金利を導入したが、物価にどう波及するかは不透明な情勢だ。
