転職エージェントのパソナキャリアカンパニーが21日発表した「転職に関する意識・実態調査2015」によると、転職希望者が獲得する内定者数は年々増加傾向にあり、今年は30代後半(35~39歳)では平均2.11社となり、12年当時の1.43社の約1.5倍になったことがわかった。転職者全体では1.65社だった。景気拡大に伴う人手不足が背景にあるとみられる。
12~15年の4年間の転職者合計でみると、転職後の年収については過半数の51.6%が「上がった」と回答。それを反映して、転職の満足度についても、「大変満足」が20.3%、「まあ満足」が54.3%で、満足派は74.6%に達している。
調査は11月下旬、関東、中部、関西の転職経験者の男女891人(25~44歳)を対象にネットで実施した。