経団連は7日、大学生らの就職活動の採用選考の指針を変更し、来年から開始時期を現行の8月から2カ月前倒しし、6月1日とすることを正式決定した。会社説明会などの広報活動は、引き続き3月解禁とした。
これまで、大学側から就活期間の長期化に対して「学業に支障が出る」との批判があったため、今年は従来の4月から8月に後ろ倒ししたところ、“解禁破り”に出る企業が相次いだうえ、「就活期間がかえって長くなった」などの苦情も続出したことから、わずか1年で再び変更したもので、「朝令暮改」との批判は避けらそうにない。