厚生労働省が4日発表した毎月勤労統計調査(速報)によると、10月の労働者1人あたりの現金給与総額は26万6309円(前年同月比0.7%増)となった。基本給を示す所定内給与も23万9640円(同0.1%増)だった。
現金給与総額は実質ベースでも同0.4%増となり、7月以来4カ月連続のプラスになった。物価上昇が鈍ってきたこと、賃上げ効果が出てきたことなどが要因とみられる。
総実労働時間は144.6時間(同2.8%減)。常用労働者数は4812.3万人(同2.2%増)で、うち一般労働者が3353.8万人(同1.7%増)、パート労働者が1458.4万人(同3.4%増)だった。