総務省が27日発表した10月の消費者物価指数(2010年=100)によると、季節変動の激しい生鮮食品を除く総合が103.5で前月比0.1%上昇、前年同月比では0.1%の下落となり、3カ月連続の下落となった。生鮮食品を含む総合は103.9で前月比0.1%下落、前年同月比は0.3%上昇だった。
原油価格の下落に伴い電気代やガソリン代などが下がっており、食料(酒類を除く)とエネルギーを除く総合指数では前月比0.1%上昇、前年同月比も0.7%上昇となっていることから、原油安が物価下落に大きく寄与している傾向が続いている。
先行指標となる東京都区部の11月中旬速報値は、生鮮食品を除く総合で102.0と前年同月と同水準、生鮮食品を含む総合は101.9で同0.2%の上昇となっている。