厚生労働省が21日発表した2015年「高年齢者の雇用状況」(6月1日時点)によると、高齢者の雇用確保措置を実施済みの企業の比率は99.2%(前年比1.1ポイント増)で、このうち中小企業は99.1%(同1.1ポイント増)、大企業は99.9%(同0.4ポイント増)だった。
希望者全員が65歳以上まで働ける企業は全体の72.5%にあたる10万8086社(同4500社増)で、中小は9万9952社(同4197社増)、大企業は8134社(同303社増)となった。
一方、60歳定年企業における定年到達者は35万785人だったが、継続雇用された人は28万7938人、希望しなかった人は6万2102人で、継続雇用を希望したが実現しなかった人は745人あった。
調査は従業員31人以上の企業約15万社を対象に実施し、31~300人を中小企業、301人以上を大企業としている。