帝国データバンクが20日発表した第3回「全国女性社長分析」によると、全社長数に占める女性社長は7.51%で、昨年8月の7.4%、今年3月の7.5%とほぼ横ばい状態のままだったことがわかった。社長就任の経緯は「同族継承」が51.04%と半分以上を占めたが、「創業者」も34.64%で続いた。
業種別では不動産業が最も多い16.24%で、小売業の10.16%、サービス業の9.96%が続いた。さらに細分化すると、保育所が最多の46.64%で、化粧品販売の35.43%、美容業の34.46%、老人保健施設の31.78%、各種学校の30.99%が3割台で、業種の偏在が目立つ。
都道府県別では青森県が10.19%で最も多く、沖縄県の9.87%、徳島県の9.81%の順。出身大学別の数では日本大学が231人でトップで、慶応大の208人、早大の198人、青山学院大の192人の順。
調査は今年9月時点の株式会社、有限会社が対象。