総務省が25日発表した8月の消費者物価指数(2010年=100)によると、季節変動の激しい生鮮食品を除く総合が103.4で前月と同水準、前年同月比では0.1%の下落となった。下落は2013年4月以来、2年4カ月ぶり。生鮮食品を含む総合は103.9で前月比0.2%の上昇、前年同月比も0.2%の上昇だった。
円安による輸入物価の上昇で食品などは値上がりしているが、原油価格の下落がそれを上回り、電気代やガソリン代などが下がったのが主要因。
先行指標となる東京都区部の9月中旬速報値は、生鮮食品を除く総合で101.9と前年同月比0.2%の下落。生鮮食品を含む総合も102.2となり、同0.1%の下落となっている。