NPO法人人材派遣・請負会社のためのサポートセンター(高見修理事長)が主催する、2015年の第4回派遣・請負問題勉強会「雇用問題フォーラム」(アドバンスニュース協賛)が10月13日に開催される。今年最終となる勉強会で、場所は東京都墨田区の「第一ホテル両国」。先着300人、参加費は無料。あす9月1日から参加申し込みを受け付ける。
人材ビジネス企業経営者や人事担当者、研究者、労働組合、マスコミなど各界を対象に毎年開催している同勉強会は、今春4月から「雇用改革の動きと今後の人材サービスを考える」をテーマに毎回、2人の講師を招いて実施してきた。今年の締めくくりとなる勉強会は、趣向を凝らしてフォーラム形式で開催、雇用問題に精通する論客3氏による講演とパネルディスカッションを行う。
当日は、ニッチモ社長の海老原嗣生氏、労働政策研究・研修機構で主席統括研究員を務める濱口桂一郎氏、東京大学社会科学研究所教授の水町勇一郎氏の3氏が登壇。海老原氏は「雇用改革議論の問題と目指すべき方向―欧米の現状からみる問題点とあるべき姿―」、濱口氏が「日本型雇用と女子の運命」、水町氏は「世界の労働法改革の方向性と日本の課題」と題して40分ずつ講演した後、法政大学キャリアデザイン学部教授の坂爪洋美氏をコーディネーターに、3氏によるパネルディスカッションを展開する。
同法人は、人材サービス業界に携わる企業と管理者に対して、人事・労務管理を中心とする経営相談や教育支援活動を実施。特に、法令順守についての意識改革や人事・労務に関する知識・スキル向上のための支援活動を通じて、派遣・請負企業の経営の安定とそこで働く従業員の生活向上を目的としている。毎年、勉強会の講演集も発行しており、2014年の講演集も現在、無償配布中。
第4回「派遣・請負問題勉強会」の開催案内や申し込みは、同法人事務局まで。
NPO法人人材派遣・請負会社のためのサポートセンターのホームページ
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