参院内閣委員会は4日、女性活躍推進法案の審議に入った。与野党の7委員が質問に立ち、政府案の問題点などをただした。
この日は、与党から上野通子(自民)と若松謙維(公明)の2氏。野党から林久美子(民主)、江口克彦(次世代)、井上義行(元気)、山本太郎(生活)、田村智子(共産)の5氏が質疑を交わした。
江口氏は、2020年までに指導的地位にある女性の比率を30%以上にする、通称「202030」目標について、「現在の実態と離れ過ぎている。まず数字ありきの発想に違和感を覚える」と実現性に疑問を呈したが、有村治子女性活躍担当相は「数字が独り歩きして、手段が目的化しては意味がないが、計画的な人材育成などを通じ、現在の気運を加速させることで実現に近づくことはできる」と答弁した。
また、田村氏は「これまで社員の雇用管理を企業任せにしてきたから、男女間の賃金格差が生じた。正規、非正規も含めて実態把握を急ぐ必要があるのではないか」と迫ったが、政府側は「格差は主に管理職比率と勤続年数の違いによって生じているが、法案成立後に検討したい」と述べるにとどまった。
次回は参考人を呼んで意見を聞く予定。